エビデンスとは?意味・使い方・業界毎の活用例をわかりやすく解説

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エビデンスとは?意味・使い方・業界毎の活用例をわかりやすく解説

会議や上司とのやりとりで「エビデンス」という言葉を耳にしたことがある方は多いでしょう。
ただし、日常会話ではあまり登場しないため、「難しそう」「専門用語っぽい」と感じる方もいるかもしれません。

実際のところ、エビデンスは決して複雑な概念ではありません。正しい意味を知っておけば、仕事の場で自信を持って使える便利な言葉です。

ここでは、エビデンスの基本的な意味から社会での重要性、業界ごとの活用方法や例文、注意点までを解説していきます。

目次
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エビデンスの基本的な意味

エビデンス(evidence)は、英語で「証拠」「根拠」「裏付け」を指します。

例えば、プレゼンで「この施策は売上に効果があります」と述べる場合、ただの感想では説得力に欠けます。
その裏付けとして「実際のデータ」や「調査結果」が提示されていれば、それがエビデンスです。

また、ビジネスの現場では、打ち合わせの記録や議事録を残すことも「エビデンスを残す」と表現することがあります。
つまり、発言や行動を支える客観的な事実・記録全般がエビデンスだと言えるのです。

似ている言葉との違い

カタカナ語には意味が近く、混同しやすいものがいくつかあります。エビデンスと比較しながら整理してみましょう。

  • ファクト(fact):「事実そのもの」
     例:売上が前年比20%増加したという数字 → これはファクト。
     その事実を裏付ける資料や調査 → エビデンス。
  • ソース(source):「情報の出どころ」
     例:ニュース記事や統計データの発信元を「ソース」と呼びます。
  • プルーフ(proof):「証明・決定的な証拠」
     英語圏では、proofは「疑いの余地がない証明」、evidenceは「事実を示す証拠」と区別されることがあります。
     ビジネス日本語ではほぼ同義ですが、エビデンスのほうが幅広く使われています。

社会でエビデンスが重視される理由

政治での活用

2020年、当時の菅首相が「Go Toキャンペーンが感染拡大を助長しているというエビデンスはない」と発言しました。
ここでの「エビデンスがない」とは、因果関係を示す決定的な証拠がない、という意味です。

この例からも分かるように、社会で何かを主張したり政策を進める際には、客観的な裏付けが欠かせません。

ビジネスにおける必要性

  • 感覚や憶測だけでは説得できない
  • 信頼性のあるデータや事実がなければ、成果予測ができない
  • 客観的根拠を示すことで合意形成がスムーズになる

つまり、エビデンスは「相手を納得させるための必須アイテム」なのです。

「できる人」と評価される条件

発言や提案をする際、エビデンスを一緒に示す人は「責任感がある」「論理的だ」と評価されます。
「なぜなら〜」「例えば〜」と根拠を添える習慣は、信頼されるビジネスパーソンへの第一歩です。

業界ごとに異なるエビデンスの意味

エビデンスはシーンや業界によってニュアンスが少しずつ変わります。

  • ビジネス:議事録、契約書、提案資料など、言動の裏付けや記録
  • 医療:治療法の有効性を示す臨床研究や学術的根拠
  • IT:バグを示すスクリーンショットやログデータ、システムの動作証明
  • 金融・不動産:所得証明書、源泉徴収票、資産や身分を証明する書類
  • 政治・行政:政策の根拠。政府は「EBPM(証拠に基づく政策立案)」を重視

業界別の例文集

一般ビジネス

  • 「この提案を裏付けるエビデンスを資料にまとめてください。」
  • 「売上30%増というエビデンスがあるので、今年度はA案を採用しましょう。」

IT

  • 「システム不具合のエビデンスを取得してください。」
  • 「作業工程ごとのエビデンスを残すことでトラブル防止につながります。」

医療

  • 「この治療方針は最新のエビデンスに基づいています。」
  • 「信頼できるエビデンスがなければ新薬は承認されません。」

金融・不動産

  • 「ローン審査には収入のエビデンスが必要です。」
  • 「入居審査用に身分証明のエビデンスを提出してください。」

政治・行政

  • 「政策を推進する根拠となるエビデンスを示してください。」
  • 「エビデンスが弱いため、追加の調査が必要です。」

日本語に言い換える方法

相手が「エビデンス」というカタカナ語に馴染みがない場合は、日本語で言い換えるのが親切です。

  • 「明日の商談ではエビデンスを残してください」
     → 「明日の商談では、記録を残してください」
  • 「このデータにエビデンスはありますか」
     → 「このデータを裏付ける証拠や根拠はありますか」

使用時の注意点

  • 「エビデンスをする」とは言わない
     名詞なので「エビデンスを取る/残す」と表現するのが正解です。
  • カタカナ語の多用に注意
     専門用語を並べすぎると「横文字ばかりで分かりにくい」と感じられることがあります。
     相手によってはシンプルな日本語に置き換える配慮も必要です。

エビデンス思考を身につける方法

  • 主張には「なぜなら」「例えば」をセットにする
  • 個人的なエピソードではなく、数値や公式データを探す習慣を持つ
  • 記録は必ず残す(議事録、報告書、スクリーンショットなど)

こうした積み重ねによって「根拠を持って話せる人」として信頼を得られるようになります。

エビデンスを残す方法

  • メモ・報告書に記録する
  • スプレッドシートやドキュメントで保存する
  • クラウドサービスにバックアップ
  • 写真・動画・音声で証拠を残す
  • 重要なメールを保存しておく
  • システムログや履歴をアーカイブする

すぐに提示できるよう備えておけば、急に「エビデンスを出して」と求められても安心です。

まとめ

エビデンスとは「証拠」「根拠」を意味し、社会でもビジネスでも欠かせない概念です。
業界ごとに少しずつ使い方は異なりますが、共通するのは 「客観的事実で裏付けることが重要」 という点です。

意味を正しく理解し、日常の仕事に取り入れることで、説得力ある発言や資料作成が可能になります。
「何となく知っている」から一歩進み、ぜひ今日から自信を持って「エビデンス」という言葉を使ってみてください。

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