ランディングページとホームページの違いとは?
こんにちは。愛媛県でホームページ制作やSEO対策事業を行っている大野です。
最近、ホームページとは別にランディングページを作りたいとご依頼頂くことが増えました。あなたはランディングページとホームページの違いについて答える事はできますか?
実は、ランディングページとホームページはそれぞれ異なる目的と機能を持っています。
この明確な違いを知っていないと制作を依頼した際に、「あれ?思っていたのとなんか違う」と言った事にもなりかねません。
そこでここでは、ランディングページとホームページの違いについてご紹介したいと思います。
ランディングページとホームページの違い
ランディングページとホームページは冒頭でもご紹介しましたが、それぞれ、目的が違ってきます。まずはじめに、ホームページは一般的に企業もしくは店舗の事業に関わる情報を掲載するようになります。
その一方、ランディングページでは一つの商品、もしくは一つのサービスを紹介をする1枚のページを指します。
その為、使う用途も大きく変わるだけでなく、依頼する際の予算なども変わってきますので、この2つの使用用途について、まずしっかりと押さえておくようにしましょう。では、次にランディングページとホームページそれぞれの特徴についてご紹介していきたいと思います。
ホームページとは
ホームページは、一般的にウェブサイトのメインページとなり、サイト全体、もしくは会社の概要情報を掲載するようになります。訪問者はこのページから他の関連ページ(製品ページ、ブログ記事、会社情報など)へとナビゲートすることが可能になります。以下はホームページに記載すると良い情報や機能についてになりますので確認してみましょう。
①ブランドのロゴ、名称
企業のアイデンティティを明確に伝え、認識性を高めることになります。自社のロゴをしっかりとアピールするためにファビコンなども設置するようにします。
②ナビゲーションメニュー
ユーザーがサイト内を簡単に移動できる様に見えやすい部分にメニューを設置します。スマホであればハンバーガーメニューを設置し、パンくずリストなども設置する事でユーザーにとっても優しいサイトになります。
フッターにもメニューを配置してアクセスしてきたユーザーが迷子にならないような動線配置を心がけるようにしましょう。
③製品、サービス情報
自社で販売している製品やサービスを掲載します。会社や店舗が何を提供しているのかをしっかりと明記します。
④コール・トゥ・アクション(CTA)
ユーザーに何をして欲しいのかをしっかりと指示するボタンや文言を記載します。例えば、
・商品の購入ボタン
・お問い合わせフォームへの記入
・メルマガ登録
などになります。
⑤企業、店舗の連絡先情報
メールアドレス、電話番号はもちろん、住所などもしっかりと記載し、実在している企業であることを認識してもらいます。
⑥企業理念やビジョン
あなたの会社が今後、何を目指しているのか、どんな信念の元で、会社を営業しているのかを掲載します。特に採用関係やBtoBだとこの辺りは良く見られる傾向にありますのでしっかりと掲載しておくと良いですね。
⑦SNSのリンク
ソーシャルメディアのリンクを設置する事で、ユーザーがフォロー後、最新の情報を取得できる様にします。
⑧お客様の声、実績
企業や店舗を実際に利用したお客様の声を掲載することで信頼性や信用性を向上させる事が出来ます。無実績の会社に何かを注文するのはなかなか勇気がいるものです。
そういった障壁を少なくする意味合いとしても、掲載できる情報はしっかりと掲載し、少しでもご利用を検討しているお客様の後押しができる様にします。
ランディングページとは
ランディングページとはその名の通り、着地するページを指します。
例えば、特定のマーケティングキャンペーンや広告を通じて、商品の購入やサービスへの申し込み、メールの購読や情報のダウンロードなど、特定のアクションを訪問したユーザーに促すのが目的になります。
したがって、主な違いはその目的と使用方法にあって、ホームページは一般的に情報を提供し、企業、店舗のナビゲーションを提供するのに対し、ランディングページは特定のアクションを訪問者に促すことを目的としています。
ホームページとランディングページ、どちらから作れば良いの?
ホームページとランディングページ、どちらを先に作るべきかはあなたが達成したい目標によります。もし現在、どちらも持っていないなら、まずはホームページを作ることをお勧めします。
ホームページは幅広い情報を発信でき、信頼性も高まります。
例えば、店舗運営をしている方は、ホームページに店舗情報、住所、営業時間、定休日、予算などを掲載すると、訪問者は安心感を持つはずです。さらに、店長からのメッセージや店内の雰囲気を伝える写真を追加することで、店舗の魅力をフルに伝えられます。
最近のホームページは自分で更新することが可能なので、新しい情報を頻繁に発信することで、訪問者はあなたの店舗の魅力をより感じやすくなります。
ランディングページは販売促進が目的なのでセールス色が強いです。もしホームページが存在し、あなたのブランドやテイストの基盤があれば、ランディングページのセールスが強くても問題ありません。しかし、ホームページがなくランディングページだけを作ると、「販売を強く推す」イメージが前面に出てしまい、これに抵抗感を持つ訪問者は離れてしまうかもしれません。
ランディングページの良いところとは?
ホームページを作成したら、次には販売を促進し、売上を向上させるためのランディングページを作ると良いですね。
ランディングページの良いところをまとめてみましたので参考にされてみて下さい。
問い合わせの増加
ランディングページは、問い合わせするか否かの二択を訪問者に提示するので、問い合わせ数を増やす場合に効果的です。
商談や成約の確率アップ
ランディングページに行動を起こす訪問者は、その場ですぐに何かを成し遂げたいと思っている人が多いので、問い合わせがあれば、その後の商談や成約につながりやすい、と言う特徴があります。
メッセージを効果的に伝達できる
ランディングページは縦スクロール型で、読者が上から下へと順に読み進める設計になっています。この設計により、我々が意図した通りに情報を理解してもらいやすくなり、効果的な販売が可能となってきます。
結果を明確に把握できる
ランディングページでは、訪問者数やコンバージョン数(CV数)などのデータを数値で把握することができます。これにより、訪問者がどの程度サイトを見ているのか、途中で離れているのか、どれだけの人がアクションを取っているのかを具体的に知ることができます。
PDCAサイクルの実行
数値による結果の把握が可能になると、何を改善すべきかが明確になり、具体的な行動を起こしやすくなります。また、改善行動の結果を数値で確認できるため、モチベーションの維持も容易です。
多くの経営者は「PDCAを回す」ことの重要性を認識していますが、実際に行えているのは少数です。なぜなら、改善策を立てるための具体的な数値がないからです。
ランディングページのデメリットは?
ランディングページは便利なのですが、もちろん、デメリットも存在します。
高い直帰率
ランディングページの直帰率は高い傾向にあります。これは訪問者がページを最後まで読み進め、アクションを起こすか、離脱するかの二択だから、と言う理由があります。
SEOでは弱い
ランディングページは通常1つの商品やサービスに焦点を絞るため、SEOの観点からは情報が不足していると判断されやすいです。
制作コストがかかる
ランディングページの制作にはコストが必要です。予算に制約がある場合は注意が必要です。
商品ごとに作成する必要がある
商品ごとにページを作成するため、制作と管理の手間が増えます。
ターゲット毎に制作する必要
さらに、ターゲットに合わせてページを作成すると、その手間も増えます。
広告費(追加費用)
ランディングページに訪問者を誘導するためには広告費用が必要になることが多いです。ネット広告であれば1日数百円から始めることができますので、初期投資として大きな金額をかけることができない場合でも安心です。
販売地域を拡大したり、紹介するサービス・商品が増える場合はそれぞれに広告費がかかってきますので注意が必要です。
まとめ
ランディングページとホームページは似ていますが、目的は全く異なります。
ランディングページは販売を促進し、ホームページは信頼を築くのが得意です。売上や問い合わせが減ってきた場合、ランディングページを作成し広告を配信することも視野に入れてみるのも良いですね。
もし、両方をまだ持っていない方は、まずはホームページを作成することをおすすめします。